活動目的
活動内容
活動実積
PURPOSE
活動目的
この研究会は、東南アジアなど新興国の経済を庶民の生活のレベルで理解することを目的とします。そのために毎年夏休みに2週間ほどジャカルタ郊外の低所得者層地域で合宿して、フィールドワークを行います。現地に身を置き、人々と話すことを通じて、今東南アジアで何が起きつつあるのかを観察し、それがどのような変化を表しているのかを検討します。
活動内容
新興国経済を理解するためにはさまざまな方法がありますが、この研究会では、中間層以下の人々が、新興国経済の特徴やその変容をどう経験しているのかを直接観察し理解することを重視します。
フィールド調査はそのための有効な方法ですが、実行可能な計画を立て、テーマに合った質問を事前に綿密に考えなければ、十分な成果は得られません。得られたデータを整理して議論を組み立てる能力も必要です。フィールド調査が観光でも体験旅行でもない学問的営為であることを理解し、それでも「分からない」ことに体ごとぶつかって新興国の活力と変化を知りたいという学生と、一緒に学んでいきたいと思います。
Activity 1.
クラスワーク
CONTENTS
海外調査までの準備期間を有効に活用し,「基礎文献輪読」「新聞記事報告」「研究関連資料報告」の3つの手法を通して東南アジア(特にインドネシア)についての理解をより深めることを目的としています。
また、本研究会では「主体性」を重視するため、ディスカッション形式を導入しています。
必要な文献を読むことや、資料を自ら収集する能力だけではなく、積極的に議論に参加し意見を発信する能力を高めていくこともクラスワークの目的としています。
■研究関連資料報告
ゼミ生それぞれが定めた研究内容に関連した報告を行います。研究内容そのものの進捗状況や新たな発見などを共有し、ゼミ全体としてインドネシアの理解を深めていきます。
■基礎文献輪読
インドネシアの政治、経済、文化、歴史など様々な分野に関する文献を輪読します。
1つの分野に偏らず、多様な視点から理解を深めることでインドネシアの全体像を捉えていきます。
■新聞記事報告
基本的な知識のみならず、東南アジア(特にインドネシア)の最新の事情を追うために、現地の新聞を用いてクラス内で情報を共有します。
Activity 2.
国内フィールドワーク
インドネシアの文化に現場で触れること、そして海外調査の前段階として一次調査の手法をより実践的に学ぶことを目的としています。
具体的には国内に存在するインドネシアコミュニティーやモスクを訪問し、インドネシアの文化や人々に触れていきながら、定量的・定性的データを収集します。
※2022年度においては新型コロナ感染拡大により、海外調査が実行不可となったため3年生は三田論文のために国内調査に力を注ぎました。
Activity 3.
国外フィールドワーク
太田ゼミでの最も大きなイベントがこの「国外フィールドワーク」です。
3年生は三田祭論文コンクール、4年生は卒業論文のためにインドネシア首都、ジャカルタから車で約2時間離れた郊外にて2週間にわたるデータ収集を行います。
現場で調査の手法をより実践的に学べるだけではなく、現地の人々との交流から異なる文化や宗教、そして新しい価値観にも触れられる機会が沢山あります。
更に現地校との交流もあり、自分達の研究内容をインドネシアの学生にプレゼンする機会もあり刺激的な時間を過ごすことが出来ます。